日本製鉄さまは、研究開発されてきた施肥ユニット「ビバリーユニット」を日本全国の沿岸部に埋設することで、近年磯焼けが深刻な藻場の再生に取り組まれています。そのひとつの舞台である北海道・増毛町の海は、かつては石灰藻に覆われ海底一面が真っ白な磯焼け状態でしたが、ユニット設置以降はコンブなどの海藻類が豊かに生育しています。弊社では、ビバリーユニットの設置の様子やそれに関わる町の方々を360度で記録し、研究活動の成果をありのままに伝えました。
360度カメラは水中の記録に向いています。現場の一部だけを切り取るのではなく、全体を記録することで藻場一面にびっしりと広がるコンブの生育状況、そこに棲む魚たちの姿を捉えることできました。また、ビバリーユニット設置に使用されるバックホーのフロントガラスに取り付ける工夫で、現場のスケールの大きさやダイナミックさも記録。プロジェクト全体をさまざまな目線で体験することができます。
ドローンに360度カメラを設置し、上空からの撮影を行うことで町の全体像はもちろん、プロジェクトのスケール感を掴んでいただくことも可能になりました。