川崎医療福祉大学 遠泳実習VR

川崎医療福祉大学 遠泳実習VR
川崎医療福祉大学 健康体育学科では、保健体育の教員養成の立場から、毎年遠泳実習を実施しています。多発する子どもたちの海水浴時の死亡事故を一つでも防げるような指導力のある先生を育てたいと願っています。しかし、海で泳いだことのない学生、海で泳いだことはあるものの遠泳を経験したことのない学生も多数参加しますので、判断を間違えると大きな事故につながる可能性を秘めています。幸いにも、これまで30年間、健康体育学科での遠泳実習を安全に実施できた経験から、次世代に伝えるべく360度の動画コンテンツを制作しました。
動画の内容は、濱田先生をはじめとする健康体育学科の遠泳を担当する先生方と話し合いを重ね「天候の悪化」、「海象の変化」、「クラゲの出没」など、これまで実施した遠泳の中でも悪条件を再現できる動画を入れ込むことに決めました。
毎年遠泳が実施される島根県の海岸にて、実際の遠泳コースに沿って、撮影を進めました。カメラを泳いでいる人の頭部に装着し、動画を視聴すると実際に泳いでいるかのようなリアリティを持てるよう工夫しながら撮影を実施。体験するように視聴することを実現しています。
健康体育学科ではこのVR映像を使用し、学生たちの擬似体験、そしてその時の生体信号の集積を通して、より安全レベルの高い遠泳実施を目指していきます。

DISCUSSION

PROJECT INFORMATION

CLIENT
川崎医療福祉大学
さま
ROLE
360度映像制作
RELEASE
2024.03.11
CREDITS
METHODS
360°体験記録
KEYWORDS
大学
研究